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ロンドン在住 バレエピアニストHaRuKaのブログ

現役ロンドンライフと、知られざるバレエピアニストの実態🇯🇵..✈..🇬🇧

ロビーコンサート

こんにちは!

バレエピアニストのHaRuKaです。 


5/19(日)


『俊英ピアニスト二名による共演のひととき』



無事に終演致しました✨




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大学院を修了して以来のソロの演奏会で、やや緊張気味でしたが


お天気にも恵まれ優しい日差しが差し込む中、素敵な響きのロビーでとても気持ち良く演奏することができました。




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卒業後本格的にバレエピアニストの活動をするようになって、ソロの演奏をする際の意識も大きく変わりました。


1番の変化は、『いかに弾くか』ではなく『いかに聴かせるか』にフォーカスするということ。


これは今取り組んでいるバレエの全幕リハーサルピアノを通して気づいたことです。
 
前の記事でもかきましたが、1時間半のオーケストラ編成の全幕をピアノで弾くって、並大抵のことではなくて。(笑)


譜読みの量も然り、テンポや表現など最初から最後まで細部にわたり気を配らなくてはなりません。


ですが、現場で書かれている音をすべて完璧に弾くことに必死になるのは、実はとても非効率的なんですね。


こちらが楽譜通り弾くことより、ダンサーが欲しがっている音を弾くことを優先することが大切。


細かい音符を全部弾くより、それらを多少省略してでも大枠のメロディーをしっかりめに弾いた方が、結果的にダンサーが踊りやすい箇所などはたくさんあります。


つまり、ちょっと意識する場所を変えるだけで、本当に双方気持ち良く、さらにお互いの負担が減るという素晴らしい状況が生み出せるわけです。


このような経験を通して、ソロ演奏に関しても同じような感覚を抱くようになりました。


自分が楽譜をどう弾きこなすかではなく、お客さんはどう聴きたいのか。何を耳で追っているのか。



私はきっちり弾きたい完璧主義のところがあるのですが、いわばこの完璧主義の発揮どころを『弾く』から『聴かせ方』に変えるということですね。


現に今回のロビーコンサートでは、必死になりすぎずお客さんと一緒に自分の音楽の聴こえ方を意識できたことで、とても温かい気持ちになれました。


もちろん最終的には『弾く』わけですが、『聴かせる』ことに焦点をおくことで生まれる一体感を、実感したわけです。


ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました。




さて余談ですが、素晴らしい1日を終え、本日25歳になりました^^🎈✨


いつもは割とサラッと過ごしますが、今回は丁度上京していたお母さんと、司法試験を終えたお姉ちゃんにお誕生日を祝ってもらいました。


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来年の今ごろはロンドンでしょうから、少し寂しさも感じつつ…


飛躍の1年になるよう頑張ります!




また更新します✨



HaRuKa🌸