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ロンドン在住 バレエピアニストHaRuKaのブログ

現役ロンドンライフと、知られざるバレエピアニストの実態🇯🇵..✈..🇬🇧

オーケストラを ''弾く''

こんにちは!

バレエピアニストのHaRuKaです。


みなさまGWはいかがでしたか? 


私は今週から始まるバレエ団のリハーサルに向けて、1時間半ほどあるバレエ曲の音源確認&譜読みに大半を費やしていました。


それと、実は来週ピアノソロのサロンコンサートを抱えていまして、そちらの準備ですね。
(詳細はこちらをご覧ください♫)


というわけで、IELTSから始まりアセアセ練習していたら、あっという間に過ぎた10連休でした。



楽家×連休=弾きこもり


の方程式が思わず頭をよぎります。(笑)




さて、冒頭に述べた『リハーサルのピアノを弾く』という内容ですが、実はこれがバレエピアニストの大きなお仕事の1つでして  


今回はそのお話を少ししようと思います。


どんなお仕事内容かというと、公演当日はオーケストラによって演奏されるバレエ音楽を、日々のリハーサルではピアノで担います。


そのためバレエのリハーサルピアニストは、本来オーケストラ編成で作曲された曲を、ギュッとピアノで弾くという、少し特別な技術が必要になります。



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具体的にいうと、事前準備としては音源と楽譜と照らし合わせ、いろんな楽器の音が調和する中、必要な音をチェックします。


この場合の必要な音というのは


・主要のメロディ
→ダンサーはどのメロディを頼りに動いているか?

・和声の確認
→全体でどのようなハーモニーになっているか?

・パートごとのリズム
→特徴的なリズムはあるか?


など、いくつかの確認すべきポイントに基づいて、演奏箇所を拾い出していきます。



実は私、このオーケストラ譜→ピアノで弾くという作業を、在学中に所属していたピアノ&作曲マスタークラス(P-Com)でみっちりたたき込まれた経験がありまして。


この通称P-Comというクラスは、なんでしょう、他大学で言うところのゼミみたいなものでしょうか。


専攻はピアノなんですけど、週3コマくらい特別な授業があり、作曲・ジャズ・即興演奏などが勉強できるクラスでした。

年度ごとに選抜オーディションがあり、落とされないように当時はとにかく必死でくらいついていくのがやっとでしたが…


今振り返れば、音楽界の幅広いニーズに対応できるスキルの多くは、ここで身につけることができたように思います。



もちろん、壮大なオーケストラの曲をピアノ1台で弾くのは大変ではありますが、


「…ここはフルートの旋律で、途中からクラリネットが絡んでくる所で、そのあとヴァイオリンのピッチカートで同じメロディが歌われるから奏法は…」


などと音色を研究したりする過程がとても楽しいので、バレエピアニストとしてこの仕事に関われていることは本当に嬉しいです。


これからもどんどん経験を積んでいき、少しでもダンサーが気持ちよく踊れる音楽を研究していけたらと思います。



さて、今回は少し短めですがこの辺で。





・・余談ですが、このブログも気づけば開始から1ヶ月半程がたちました。なんとアクセス数はいつの間にか1500を超えており、驚きと感謝でいっぱいです。 

まだまだ駆け出しのこんな私のブログを読んで頂き、本当にありがとうございます🙏✨


バレエピアノを勉強中の方も、全く縁のない方も、共にお楽しみ頂ける内容のブログを目指して、今後もはりきって綴っていきます!


ちなみに、なにかリクエストや感想などありましたら、特に登録などしなくても投稿できるので、ぜひぜひお気軽にコメントしてくださいね( *ˊᵕˋ ) ⁾⁾


それでは!



また更新します✨


HaRuKa🌸