エスパーの種明かし
こんにちは!
バレエピアニストのHaRuKaです。
ご報告が遅れましたが、先日IELTSの結果が届きまして…
無事、大学入学に必要なスコアを獲得できました。
ちなみにこれ以上ないくらいギリギリでしたが(笑)
兎にも角にもこれでロンドンには行けることになりました。
本当に最近は語学の足切りラインが上がっており、簡単には留学に行けない時代になってしまいました。
もはや『語学は現地に行ってから』という考えは通用しなくなってきているように感じます。
留学したい方は早めに必要な語学レベルを調べ対策を始めると良いかもしれません。
ちなみに英国圏に行きたい方はほぼほぼIELTSなので、試験についてもしなにか質問などありましたらいつでもどうぞ^^
さて、今回はクラスレッスンを弾くバレエピアニストの大事な役割の1つ、テンポの提示についてお話しします。
テンポはダンサーにとって、とても重要な要素です。
しかし、バレエクラスの内容は毎日違い、当然テンポも決まったものはありません。例え同じ先生でも、その日の生徒の様子によって、少し脚のエクササイズを重点的にやったり、バランスをいつもより多めに取らせたり…
だからこそ音楽も生身の人間が対応する意味があるということにもなりますが、ピアニストにとって、先生が欲してるぴったりのテンポを出すのはなかなか簡単なことではありません。
先生がその振り付けを説明している最中に概要は掴めますが、1つ1つのエクササイズに対して「はい、ではメトロノーム♩=110、通常よりやや速く」などと言ってもらえるわけではありません。
最終的には感覚と、今までの経験を生かしてテンポを設定することなります。
私が1〜2年目に苦しんだのはここでした。
どうしても一発目に良いテンポが出せなくて、「もう少し速く」「もっとゆっくり」と言われるたびになにか自分に努力が足りないせいだと落ち込んでいました。
しかし、ベテランバレエピアニストの先生のクラスを何度も見学に行くうちに、色々気づき始めます。
ベテランのバレエピアニストはエスパーのようにぴったりのテンポを提示しているように見えますが、やはり人間ですし、エスパーではありません。
ではなぜエスパーのように見えるのかとよくよく観察すると、弾き始めてから素早く、でもとても自然にテンポを調節しているのです。
エスパーのように弾きこなすバレエピアニストたちは、数々の経験や技術を行使してその場にふさわしい曲・弾き方を選ぶことができ、なおかつその場で先生の声色や雰囲気から微調整を行い、完璧なテンポを編み出す。
このような印象を受けました。
なので一発目に良いテンポが出せないことについて悩んでいる時は、まずはある程度クラスを弾いて経験値を増やすこと。そして見学すること。
この辺りは努力によってたくさん伸ばせますね。
そして第2段階として、弾き始めてからいかに素早く正解のテンポを感じ取って順応するか。
つまり、先生の思ってるテンポや曲調にぴったり合うものを選べないこと自体に落ち込む必要はありません。
自分はなぜエスパーじゃないんだろう…と悩むのと一緒です。(笑)
その代わりそれに近いものを出せるようにたくさん準備して、最速で微調整することにフォーカスすると、とてもやりやすくなると思います。
これはピアニストに限ったことではありませんが、人間ですから無理なものは無理。
でもあきらめずその根源を辿っていくと、必ず改善への糸口が見えてきます。
私も真のエスパーこそ無理ですが、『ほぼほぼエスパー』を目指して修行の日々です!^^
それでは、今回はこの辺で。
また更新します✨
HaRuKa🌸