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ロンドン在住 バレエピアニストHaRuKaのブログ

現役ロンドンライフと、知られざるバレエピアニストの実態🇯🇵..✈..🇬🇧

安心の一歩外側へ

こんにちは!

バレエピアニストのHaRuKaです。


実はここ数日間、友人M宅で英語合宿なるものをしていました。

というのも、私がイギリス留学に必要なIELTSという英語の試験を再来週に控えておりまして。


なかなか1人では集中して英語を勉強する時間をとれないので、もうやらざるを得ない環境に自分を追い込んでいる感じです。


ちなみにその友人Mとは前回のブログの最後の方でも少し触れた、地元札幌の高校の同級生で、今日まで8年間ずっと私の心の支えでもある友人です。


彼女は数年前にロンドンに留学した経験を持ち、私のIELTSのSpeakingの練習に流暢な英語でいつも付き合ってくれます。


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私がサボり気味の時でも、とにかく継続が大事だからと、有無を言わさず電話で1時間くらい特訓してくれたり。(笑)


おかげでレベルはともかく、今は英語を話すことが割と習慣化されています。


Speakingはネイティブの友人でもいないとなかなか上達が難しいところなので、彼女の存在は本当にありがたいですね。



さて、先日そんな友人Mと会話の練習をしていた時のことです。


私は会話の中で使う単語やフレーズ、つまりvocabulary(語彙力)の幅をあまり広げられていないことに気が付きました。


新しい表現などを事前にインプットはしてるはずなのに、いざ話している途中にはでてこないんですね。


気づけばいつも似たような表現を使っている、つまり自分の安心ゾーンに居座っちゃってるわけです。


普段使いなれてないものを出すのには一歩気が引けるという感覚でしょうか。



例えば、私の場合ですが


It's difficult for me to deal with this problem.

(その問題を対処するのは難しい)


↑これ、私お得意のIt to構文という形の文です。お得意というか、詰まったらすぐこれが出てくる。


この形は使い慣れているので不安もなくスラスラ出てきます。



一方で、そうですね…

例えば


The problem is more difficult than I thought.

(その問題は私が思ってたよりずっと難しい)


こちらは文字上では書けて意味もわかるけど、『than 』は普段使い慣れていないため、話している時は出てこない類の文、というのはおそらくこの辺りですね。



自信がないものも意識的に使っていかなければ、次の一歩が踏み出せないのだと、改めて身が引き締まります。


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さて、実はこの『自分の安心ゾーンから抜けられない』という現象について、どこかで同じようなことを思った気がすると思っていたのですが


他でもない、バレエピアノにおける即興演奏で思ったことでした。


バレエのレッスンに臨機応変に対応するためには、やはり即興演奏が必要です。


私も養成クラス時代から今もなお、即興演奏のクオリティを高めたくて色々な訓練を試みていますが、大きな問題点の1つにワンパターン化してしまうことがあげられます。



無意識に手の行きグセで、いつも同じような調性、コード進行、同じようなメロディーを弾いてしまいます。



これも英語のvocabularyと一緒で、結局安心の範囲内に居座っているということ。


これを弾いときゃ間違いない!というものがあると、他のパターンを知っていたとしても、いざというとき怖くて出せなくなってしまうんですね。


でもやはり、『安心ゾーン』を広げたいなら、その一歩外に出て『不安ゾーン』と対峙する瞬間が必要です。


 

迷惑がかからない場所(家の練習とか)で、どんどんトレーニングしていきましょう。



英語も即興演奏も、安心して使える要素の外側に目を向けることで、より高いレベル・クオリティを目指していきたいですね!




・・余談ですが、友人Mやピアノの恩師、私の姉などを始めとする、私が考え方・生き方を尊敬する人たちは皆、常に意識を『安心』の外側に向けているなとふと思いました。


もしかしたらちょっとした意識1つで、英語や音楽、人柄さえも良い方向に変えていけるのかもしれませんね。




また更新します✨



HaRuKa🌸