音楽的な先生のクラス
こんにちは!
バレエピアニストのHaRuKaです。
最近はイギリスも暖かくなってきて、天気もいい日は公園に散歩に行けるようになりました。
これは歩いて3分くらいの距離にある公園のpondです。
とても広くて自然豊かな公園は、私がイギリスを好きになった大きな理由の一つなので、またこの季節がやってきたことは嬉しいです🌷
さて、今日は印象に残ったバレエクラスについてシェアしたいと思います。
久しぶりにちょっと専門的な話ですね!
私が所属しているバレエスタジオには、とても音楽的でピアニストを大切にしてくれる先生がたくさんいます。
ここで言う音楽的な先生とは、幅広い音楽的な知識を持っていたり、どのように音楽を感じて踊るかなどを意識して指導を行うバレエ講師を指します。
そんな音楽的な先生がたくさんいる職場で毎日幸せなのですが、今日代奏で弾いたAlexのクラスがとても刺激的で!
ピアニスト目線でもああ良いクラスだなとすごく印象的だったので、紹介したいと思います。
まず彼はリズムの知識が豊富で、たくさんの種類のリズムをエクササイズに組み込みます。
例えばTenduはタンゴ、Frappéはマズルカの指定でした。
(※Tendu、Frappé と、この先出てくるJeté、Adagioはどれも専門用語で、バレエのエクササイズの名称です。)
特にFrappéをマズルカで行うことはあまりないので、リズムを意識したエクササイズであることがよくわかりますね。
またJetéでは
「普段6/8 のリズムでやっているエクササイズを、今日は同じ振り付けで2/4拍子でやってみましょう。」
と提案し、生徒たちに同じエクササイズを別のリズムで行うことで、感覚の違いを体感させていました。
また、エクササイズを始める前のピアニストへのテンポの指示がとても分かりやすいことも、彼のクラスが大好きな理由の1つです。
今日もAdagioで
「ハル、僕が見本で見せたテンポよりfractionally fasterで (ほんの少しだけはやく) 弾いてくれるかな。」
と明確に指示を出してくれて、かなりわかりやすく彼の求めるテンポを掴むことができました。
そういえば、以前紹介した5拍子のエクササイズの記事もAlexのクラスだったことを思い出しましたが、このようにリズムやテンポに対してとてもsensitiveなバレエ講師のクラスは、これぞライブピアニストならでは!といった感じでとてもやりがいがあります😊
あとは、少しマイナーなクラシックの曲を弾いたりした時に
「その曲いいよね!僕も好きだよ。弾いてくれてありがとう。」
などと言ってくれるので、単純に嬉しい。(笑)
彼のクラスは刺激的で、楽しくて、大好きです!😆
普段は出勤曜日が異なり一緒に仕事しない先生なのだけど、また一緒にお仕事出来たら良いなぁ。
あまり弾かない類の音楽をたくさん弾いて、改めて背筋が伸びた1日でした!
少し短めですが、今回はこの辺で。
また更新します🌷
HaRuKa🌸