『ピアニストに尊敬を』
こんにちは!
バレエピアニストのHaRuKaです。
前回予告したドアロック事件のお話の前に、今日バレエクラスの中でとても感動したエピソードがあったので、そちらを先にシェアします。
本日London Studio Centreでのバレエクラスにて、先生があるセンターエクササイズのあと、生徒を集めてこう言いました。
「前のグループが終わったら即座にエクササイズを始めなさい。さもないとあなたたちの準備のために、Harukaが余計に多く弾かなくてはならなくなるの。
ゆっくり歩いて準備するのではなく、常にピアニストを尊敬して。」
簡単に説明しますと、バレエのセンターレッスンでは生徒の人数が多い場合、いくつかのグループにわけて同じエクササイズを順番に行います。その際、音楽は各グループの間でとめることなく続けることが多いです。
今回は1stグループが終わったあと、たしかにそのまま続けてか、間に4カウント挟めば充分2ndグループが始められるような間があったのですが、生徒の準備ができていないようだったので、私は8カウント弾きました。
私にとっては大きな負担ではないのですが、先生が音楽だけではなくピアニストの身体を気遣ってそのような指示を出してくださったことが、なんだかとてもジーンと来ました。
音楽を尊敬して、よく聴いて!というセリフはよく聞きますが(これもとてもありがたいことです🙇)、ピアニストの指を尊敬して、気遣って!という身体への配慮がとても嬉しかったです。
今日の生徒たちも別にダラダラとして間に8カウント使ったのではなく、ただどのタイミングで入るか決めかねただけだったのだと思いますが、それでもウンウンと先生の話を熱心に聴いていました。
このように互いをリスペクトし合う関係を認識できる瞬間がよくある、この仕事が本当に好きだなと改めて感じました。
写真は記事とは全く関係ありませんが、暖炉の前のスイーツがよく映えたValentine's Day時の写真があったのでこちらを。(笑)
イギリスでは家に暖炉があるおうちが多いのですが、古風で素敵ですよね。
それでは今回はこの辺で。
また更新します✨
HaRuKa🌸